アイカサJournal

傘のレンタルサービス比較——個人向けと法人向けの違いを3軸で整理

傘のレンタルサービス比較——個人向けと法人向けの違いを3軸で整理

「傘 レンタル」で調べると、個人向けと法人向けのサービスが入り混じっていて、会社で使えるのはどれか分かりにくい——という声をよく聞きます。この記事では、返却自由度・総務の管理負担・利用レポートという3つの軸で、個人向けと法人向けの違いを整理します。

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「傘 レンタル」で調べると、個人向けと法人向けのサービスが入り混じっていて、会社で使えるのはどれか分かりにくい——という声をよく聞きます。この記事では、返却自由度総務管理負担利用レポートという3つの軸で、個人向けと法人向けの違いを整理ます。

レンタルは大きく2種類に分かれる

傘レンタルは大きく2種類に分かれる

ひとつは、外出先個人がその場で借りて返す単発利用型です。もうひとつは、会社社員全員のために契約し、オフィスに使える状態で傘を常備する法人向けの常備型です。「傘を貸す」という点は同じでも、個人向けは今この瞬間自分が濡れないための利便性、法人向けは社員が雨や暑さで困らない状態総務手間なく維持するための仕組みという違いがあります。料金の高い・安いだけで比べると、判断を誤りやすい部分です

比較軸1:返却自由度——どこで返せるかで使われ方が変わる

比較軸1:返却自由度——どこで返せるかで使われ方が変わる

個人向サービスの多くは、借りた場所や同じ系列スポットに返す前提です。返却場所会社の近くにしかなければ、傘は持ち出されたまま戻りにくくなります。一方、街のネットワークシェアリングには、オフィスで借りて最寄り駅で返す、駅で借りてオフィスで返すという双方向の使い方ができるものもあります。分かれ目は、自社周辺社員通勤経路返却できる場所がどれだけあるかです。返却自由度は、常備仕組みが1年後も回っているかを決める軸でもあります。

比較軸2:総務管理負担——誰が世話をするのか

会社で傘を用意する方法複数あり、負担の大きさが異なります。置き傘を購入して常備する場合、補充・買い替え・清掃、そして持ち主不明の傘の処分まで、すべて総務に残ります。法人向シェアリングには、設置清掃・問い合わせ対応事業者側が担うタイプもあります。傘を用意すること自体簡単でも、使える状態に保ち続ける運用そが、総務負担正体です

比較軸3:利用レポート——使われた証拠が残るか

比較軸3:利用レポート——使われた証拠が残るか

個人向けを社員任せで使ってもらう場合、誰がどれだけ使ったかは会社に残りません。翌年度予算折衝効果を聞かれても、答えられるのは「好評した」までになりがちです。法人向けには利用率管理画面レポート可視化できるものがあり、継続判断材料になります。ある導入企業実証アンケートでは、社内認知率95.7%、利用率52.2%満足度4.39(5点満点)という結果が出ています。半数以上実際に使う施策だと数字で示せることは、公平性議論にも役立ます。

法人向けは3類型に分かれる

法人向け傘レンタル」とひとくくりにされますが、実務上は3つの類型に分かれます。相見積もりは同じ類型どうしで比べるのが基本です。

類型

仕組

向くケース

A. 街ネットワークシェアリング

街中スポット網とオフィスがつながる

通勤外回りが多い会社

B. オフィス完結型備品レンタル

傘と傘立てを貸与。返却社内のみ

来客対応主目的拠点

C. 置き傘の購入購買代行

まとめ買いや定期購入補充

小規模拠点、短期対応

社員会社の外に持ち出して外で返すならA、社内完結する貸し出しで足りるならBかCが選択肢になります。相見積もりでは、料金体系、月額に含まれる範囲、返却できる場所の数、利用状況レポート有無同じ条件確認すると比較しやすくなります

置き傘の年間コストを先に自社で出しておく

法人向サービス公開価格を掲げていないものが多く、桁感がつかみにくいものです。先に「置き傘を買った場合自社年間コスト」を出しておくと、見積もりが届いた瞬間に高いか安いかを自分判断できます。初期購入費に加え、年間補充費、清掃整理にかかる人件費、放置傘処分作業までを含めて計算するのがポイントです。人件費を含めずに比べると、置き傘は必ず安く見えてしまいます

自宅に使える傘があるのにコンビニ等でビニール傘を買った経験がある人は66.8%(アイカサ自社調査・2026年2月実施)という数字あり、社員自腹も見えないコストのひとつだと考えられます。

夏の暑さ対策としても検討する価値がある

2025年6月に施行された改正労働安全衛生規則(安衛則第612条の2)により、暑熱場所一定時間作業を行わせる事業者には、熱中症対策体制整備義務づけられました厚生労働省通達(基発0520第6号)は対象範囲について、出張先作業を行う場合、労働者移動して複数場所作業を行う場合や、作業場所から作業場所への移動時等も含む趣旨」明記しています。オフィス中心会社でも、夏の外回りや訪問先間移動があるなら検討対象になり得るということです。

環境省資料によると、日射を99%以上カットする日傘使用汗の量が約17%減少日向に比べてWBGT(暑さ指数)を1〜3℃程度低減できるとされています。クールビズ単独の熱ストレス低減が約11%のところ、日傘併用すると合計約20%まで高まるという数値もあります(人工気象室での実験にもとづく数値。熱中症を防ぐことを保証するものではありません)。晴雨兼用の傘を常備れば、雨の日の備えと夏の暑さ対策を1つの仕組みでまかなえます。

シェアリングサービス——スマホで借りて、別の場所に返せる

仕組

シェアリングは、街なかに設置された専用傘立て(スポット)から、アプリを使って傘を借りるサービスです。ビニール傘を「その場しのぎで買って、結局捨てる」のではなく、必要なときだけ借りて、使い終わったら返す。カーシェアシェアサイクル傘版と考えると分かりやすいでしょう。

使い方は3ステップ

1. アプリダウンロードし、地図最寄りのスポットを探す

2. スポットに着いたら、傘のQRコードアプリで読み取って借りる

3. 使い終わったら、最寄りのスポットに返す(借りた場所と違ってもOK)

雨が上がったら出先の駅で返す、という使い方ができるため、「傘を持ち歩き続ける」「置き忘れる」といった傘特有ストレスが起きにくいのが利点です。

どこで借りられるか

例えばアイカサ場合、アプリ会員数は約100万人、スポットは12都道府県全国1,000駅以上、合計約2,500か所に設置されています(2026年7月時点)。駅を中心に、コンビニ、商業施設、オフィスビルなどにも広がっており、首都圏をはじめとする主要都市展開中です。

鉄道への導入も進んでおり、横浜市営地下鉄では全40駅45か所に設置横浜市公式発表・2025年3月)、京急線では9割の駅で利用できます(京急電鉄公式リリース・2025年12月)。

展開エリアスポット場所更新されていくため、最新設置場所アプリ地図確認するのが確実です。

料金——従量制と「傘のサブスク」定額制)

料金体系は、大きく2つに分かれます。

  • 従量制:使った時間日数に応じて支払う。たまにしか使わない人向
  • 定額制(傘のサブスク)月額固定利用できるプラン。「傘 サブスク」と呼ばれるのは主にこの形態で、雨の日が続く時期や、通勤頻繁に使う人に向きます

梅雨時期だけサブスクして、それ以外従量制に戻す」といった使い分けをする利用者もいます。

なお、具体的金額サービス時期によって異なり、プラン内容料金改定されることがあります。Web上の紹介記事には改定前の古い料金が残っていることが少なくないため、必ず各サービス公式サイトアプリ最新料金確認してください。

シェアリングに向いている人

  • 通勤通学で駅を使い、突然の雨に遭うことが多い人
  • 荷物を減らしたい人(降るか分からない日に傘を持ち歩きたくない)
  • ビニール傘を年に何本も買っては失くしてしまう人
  • 傘の置き忘れが多い人(借りた傘はアプリ管理されるため、手放タイミング明確)

よくある質問

Q1. 個人向けの傘レンタル社員案内するのではダメですか?

A. 案内自体可能すが、使うかどうかが社員任せになり、会社利用データも残りません。効果説明しづらい点に注意必要です。

Q2. 置き傘を買って常備するのと、法人レンタルの違いは?

A. 置き傘は初期費用が安い一方、補充清掃放置傘処分総務に残ります。法人レンタルはその運用事業者側が担うタイプがあります。比較する際は、置き傘側にも管理工数を含めて計算してください。

Q3. 法人向けは料金が高いのでは?目安を知りたいです。

A. 公開価格を掲げていないサービスが多く、実額見積もりが必要です。ただし目安自分で作れます。置き傘を買った場合年間コスト(管理工数込み)を先に出し、それを上限基準にしてください。

Q4. 他社比較したいのですが、どう探せばよいですか?

A. 法人向サービスの多くは、ネットワーク型・オフィス完結型購入代行型のいずれかに当てはまります。まず自社がどの類型必要としているかを決め、同じ類型の中で複数社に同じ質問項目で問い合わせるのが早道です。

Q5. 導入までどのくらいかかりますか?

A. 既存スポット利用するだけなら比較的短期間、オフィス内に専用傘立てを追加設置する場合はやや長めの期間見込んでください。ビル共用部への設置可否確認時間がかかることがあるため、管理会社への確認は早めに進めるのがおすすめです。

オフィスの傘の悩みを、仕組みで解決する

選択肢のひとつとして、アイカサをご紹介します。アイカサは2018年12月にサービスを開始した傘のシェアリングサービスで、"使い捨て傘をゼロに"をミッションに掲げています。アプリ会員数は約100万人(2026年7月時点)、12都道府県全国1,000駅以上、合計約2,500か所にスポット設置しています。

法人向けの「アイカサOffice」は、この仕組みをオフィスに持ち込み、傘の補充メンテナンス・問い合わせ対応アイカサ側が担います。街のスポットとも連動するため、オフィスで借りて駅で返す使い方もできます。料金企業規模に応じた月額制で、規模設置条件によって内容が変わります。

アイカサ』を1回レンタルすることにより、CO2約692gの削減貢献します(参照:環境省3R原単位算出方法)。

まとめ

  • 個人向けは単発利便性、法人向けは総務手間なく常備する仕組みという違いがある
  • 比較の軸は返却自由度総務管理負担利用レポートの3つ
  • 法人向けはA街ネットワーク型/Bオフィス完結型/C購入代行型の3類型に分かれ、同じ類型どうしで相見積もりを取るのが基本
  • 置き傘の年間コスト人件費込みで先に自社試算しておくと、見積もりの高い安いを判断しやすい

まず確かめるべきは、自社周辺社員通勤経路に返せる場所がどれだけあるかです。ここが足りなければ、どのサービスでも定着しません。

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出典参考:厚生労働省労働基準局長通達 基発0520第6号(令和7年5月20日)、環境省報道発表日傘活用推進について」(2019年5月21日)

本記事は2026年7月時点公開情報をもとに、一般的情報提供目的として作成したものです。法令解釈適用税務上取扱いは個別事情により異なる場合があります。実際対応にあたっては、所轄労働基準監督署、社会保険労務士、税理士等専門家にご確認ください。

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アイカサ編集部
監修:アイカサ編集部(傘シェアリングサービスの運営チーム)

オフィスの傘、仕組みで解決する。

置き傘の管理も、急な雨の来客対応も。従業員が使える傘を、備品を増やさずに用意できます。導入の流れと費用の考え方は、アイカサOffice のページにまとめています。