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朝の登校、部活の行き帰り、夏休みの外出——強い日差しの中を歩く子どもの熱中症が心配、という保護者の方は多いはずです。日傘は大人の暑さ対策として広まってきましたが、子どもにも効果はあるのか、通学に使わせて安全なのかは気になるところ。この記事では、環境省などのデータをもとに子どもへの日傘の効果を整理し、通学で安全に使うための注意点と選び方までまとめます。
- 子どもは大人より熱中症になりやすい理由
- 環境省データで見る日傘の効果
- 使う前にまず確認したい「学校のルール」
- 登下校で安全に使うための注意点と選び方
子どもは大人より熱中症になりやすい
子どもは大人に比べて熱中症のリスクが高いと言われます。理由はいくつかあります。背が低いぶん地面(アスファルト)からの照り返し(輻射熱)を受けやすく、大人が感じるより高い温度の中を歩いていること。体温調節の機能が発達の途中で、汗をかいて熱を逃がす力が大人ほど高くないこと。そして遊びや通学に夢中で、自分の不調に気づきにくい・言い出しにくいことです。
環境省は毎年、暑さ指数(WBGT)にもとづく「熱中症警戒アラート」を発表しています(2026年度は4月22日〜10月21日)。子どもの外出時は、気温だけでなくこのWBGTやアラートも確認しておくと安心です。
環境省データで見る、日傘の効果

日傘は子どもの暑さ対策にも役立ちます。環境省が2019年に公表した「日傘の活用推進について」では、日射を99%以上カットする日傘を使うと、帽子だけのときと比べて汗の量が約17%減り、暑さ指数(WBGT)が1〜3℃低減したと報告されています。汗の量が減るということは、それだけ体の水分の消耗をおさえられるということです。
頭部への効果も見逃せません。ウェザーニュースが専門医の監修で紹介したデータでは、直射日光が当たる頭の表面温度が約55℃から約40℃(およそ15℃)下がったという例が示されています。背が低く頭に日差しを受けやすい子どもにとって、頭上に日陰をつくれる日傘のメリットは小さくありません。
使う前に、まず「学校のルール」を確認
子どもに日傘を持たせる前に、最初にやってほしいのが学校のルールの確認です。近年は登下校中の日傘使用をすすめる学校も増えていますが、一方で置き場所や持ち込みのルール、使ってよい時間帯が決まっている場合もあります。「登下校中はよいが校内では畳む」「傘立てが混むので雨傘と分ける」など、学校ごとに事情は異なります。
友だちとのトラブルや紛失を避けるためにも、学校で使ってよいか・どこに置くかを先に確認し、記名などの準備をしておきましょう。
登下校で安全に使うための注意点

子どもの日傘は、大人以上に安全面の配慮が必要です。次のポイントを親子で確認しておきましょう。
- 前が見えるように差す:傘を傾けすぎたり低く持ちすぎたりすると視界がふさがれます。まっすぐ高めに持つよう伝えます。
- 人や自転車との距離:混雑した歩道や交差点、横断歩道では傘を畳む習慣をつけます。骨の先が目の高さに来ないよう注意します。
- 片手がふさがる前提で:ランドセルや荷物と合わせて、無理のない重さ・大きさにします。
- 強風の日は使わない:あおられて危険なため、風の強い日は無理に使わせないほうが安全です。
使い始める前に、実際の通学路を一緒に歩いて危ない場所を確認しておくと安心です。
子ども向けの日傘の選び方
選ぶときは、次の点を目安にします。
- 軽くて開閉しやすい:子どもの力でも扱える軽さ。指を挟みにくい安全ろくろ付きだとより安心です。
- 遮光・遮熱・UVカットが高い:一級遮光(遮光率99.99%以上)やUVカット率99%以上を目安に。裏地が濃い色だと照り返しを抑えやすくなります。
- 目立って見えやすい:明るい色や反射材があると、ドライバーからの視認性が上がります。
- 晴雨兼用だと安心:帰りの急な雨にも1本で対応できます。
「行きは晴れ、帰りは雨」に晴雨兼用シェアという手

子どもの送り迎えや、親子でのお出かけでは、天気が変わりやすい日ほど晴雨兼用の傘が頼りになります。とはいえ大人も毎日2本(日傘・雨傘)を持ち歩くのは大変です。傘のシェアリング「アイカサ」の「アイカサmini」は、一級遮光の晴雨兼用折りたたみ傘を駅で借りて返せるサービス。約260gと軽く、都度140円〜・使い放題は月額360円で使えます。親の外出時の暑さ対策として、荷物を増やさずに1本備えておく選択肢になります。
よくある質問
Q1. 小学生に日傘は必要ですか?
A. 子どもは地面からの照り返しを受けやすく体温調節も未熟なため、暑さ対策として有効です。ただし学校のルール確認と、視界や周囲への安全配慮が前提になります。
Q2. 日傘は何歳から使えますか?
A. 自分で安全に扱える年齢が目安です。低学年は視界や重さに特に注意し、使い始めは親子で練習しておくと安心です。
Q3. 通学に使わせて大丈夫ですか?
A. まず学校が登下校中の使用を認めているかを確認しましょう。「視界を確保する」「混雑時は畳む」などのルールを家庭で決めておくと安全です。
Q4. 帽子と日傘、どちらがいいですか?
A. どちらも有効です。日傘は頭上に日陰をつくり発汗を抑えやすいのが利点。状況に応じて使い分けたり、併用したりするのがおすすめです。
Q5. 日傘だけで熱中症は防げますか?
A. 日傘は暑さを和らげる補助的な対策です。こまめな水分・塩分補給、休憩、暑さ指数(WBGT)の確認とあわせて使うことが大切です。
出典・参考: 環境省「日傘の活用推進について」(2019年5月21日報道発表)/環境省「熱中症予防情報サイト(暑さ指数WBGT)・熱中症警戒アラート」/ウェザーニュース(専門医監修の解説)
※本記事は2026年7月時点の公開情報をもとに、一般的な情報提供を目的として作成したものです。数値は各実験・測定条件下のもので、実際の効果は製品や環境によって異なります。お子さまの安全にかかわる事項は、通学先の学校の指示に従い、体調や状況に応じてご判断ください。



