目次目次を開く ⌄目次を閉じる ⌃
アイカサを運営する Nature Innovation Group は2024年7月、男女1,000名を対象に日傘の使われ方を調べました。そこで見えたのは、「使いたい気持ち」と「実際に持っているか」のあいだにある大きな開きです。
この記事では、その調査で何が分かったのかを整理します。2024年7月に実施した調査であり、数字はその時点のものです。
使いたい男性は半数、でも8割は持っていない
熱中症対策として日傘を「利用したい」と答えた男性は50%。2人に1人です。女性の76.4%には及びませんが、決して少ない数字ではありません。
ところが、実際に日傘を持っているかを聞くと様子が変わります。
女性 | 男性 | |
|---|---|---|
持っていない | 27.0% | 80.2% |
平均の所有数 | 1.28本 | 0.35本 |
週1回以上使う | 63.6% | 19.0% |
使いたい人が半数いるのに、8割は持っていない。この差がどこから来ているのかが、この調査の中心にあります。
買うことへの抵抗
日傘を買うことに抵抗を感じる人の割合を聞いたところ、男性44.6%に対し女性11.4%。男性は女性のおよそ4倍でした。
ここで注意したいのは、抵抗の理由が「人目が気になる」だけではなかったことです。買うのをためらう理由を聞くと、男女で最も多い答えは同じでした。
- 持ち運びが不便(男性60.5% / 女性57.9%)
- 利用機会が少ない(男性26.5% / 女性29.8%)
- 価格が高い(男性24.7% / 女性35.1%)
男女ともに、いちばんの理由は「持ち運びが不便」でした。男性だけが特別に感じている不便ではなく、日傘そのものが持つ使いにくさが、まず立ちはだかっているということです。
「毎日は使わない」ものを、毎日持ち歩けるか
男性の使用頻度は週あたり平均0.72回。女性の2.44回と比べると3分の1以下です。
週に1回も使わないかもしれないものを、鞄に入れて毎日持ち歩く。使う日が読めないほど、持ち歩く負担は割に合わなくなります。「利用機会が少ない」という回答が男女ともに上位に来るのは、この感覚を映したものと考えられます。
日傘は、雨傘よりもこの傾向が強く出ます。雨は予報で分かりますが、「今日は日差しが強いから日傘を持とう」と朝に判断できる人は多くありません。
持ち歩かずに使えるなら
抵抗の理由が「持ち運び」にあるのなら、必要になった場所で借りられることが答えのひとつになります。買わなくてよく、持ち歩かなくてよく、使い終わったら返せる形です。
アイカサは雨傘だけでなく、晴雨兼用の傘も置いています。渋谷区では東急不動産ホールディングスが制作した一級遮光の晴雨兼用傘を展開しています。
男性が日傘を持たない理由が「使いたくないから」ではなく「持ち歩きたくないから」だとすれば、持ち歩かない選択肢がその答えになります。
よくある質問
Q. この調査はいつ、誰に聞いたものですか。
2024年7月10日に、全国の10代〜50代の男女1,000名(男性500名・女性500名)を対象としたインターネット調査です。数字はその時点のものです。
Q. 「男性は抵抗が4倍」とは、人目を気にしているということですか。
そう読み取れる部分もありますが、買うのをためらう理由の1位は男女とも「持ち運びが不便」でした。人目だけが理由ではない、という点はこの調査から言えることです。
Q. 男性の日傘は増えているのですか。
この調査は2024年7月時点の1回分であり、増減の傾向までは分かりません。利用意向が50%あった一方、所有していない人が80.2%だった、という同時点での差を示したものです。
Q. 調査結果の全文はどこで読めますか。
プレスリリース(PR TIMES)に詳細が掲載されています。
まとめ
男性の半数が日傘を使いたいと考えている一方、8割は持っていません。その間にあるのは、買うことと持ち歩くことの負担でした。買うのをためらう理由は男女とも「持ち運びが不便」が1位で、男性だけの問題ではありません。
持たずに済む方法があれば、この差は埋まるかもしれません。数字はいずれも2024年7月時点の調査によるものです。



